ギグワークは好きなときに働けるメリットから、40代にも注目されている働き方の1つです。

スキマ時間を有効活用し、収入を増やせるギグワークは、ライフイベントに対応するために効率の良い働き方だと言えます。

しかし、ギグワークとはどのような働き方なのかを詳しく知る人は少なく、せっかくのスキマ時間を無駄に過ごしている40代は少なくありません。

この記事では、ギグワークの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

これからギグワークを始める40代の女性が注意しておきたいポイントにも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. ギグワークとは?
    1. ギグワークが普及した背景
    2. ギグワークの特徴
  2. 働き方による違いとは?
    1. 単発の派遣やアルバイトとの違い
    2. フリーランスとの違い
  3. 40代から始めるギグワークの仕事内容とは?
    1. 代行業
    2. 運送業
    3. 単純作業
    4. スキルが必要な仕事
    5. 専門知識が必要な仕事
  4. 40代でギグワークを選ぶメリットとは?
    1. スキマ時間を活用できる
    2. 初心者でもすぐに始められる
    3. すぐに報酬が得られる
    4. 職場環境のストレスがない
    5. 柔軟な働き方ができる
  5. ギグワークのデメリットとは?
    1. 単価が低めに設定されている
    2. 収入が安定しにくい
    3. トラブルは自己責任になる
  6. 40代からギグワークを始める場合の注意点
  7. 40代から始めるギグワークで増収を目指そう

ギグワークとは?

ギグワークという言葉は、「Gig(単発)」と「Work(仕事)」2つの言葉が由来となって、近年急速に普及している働き方です。

単発の仕事を意味するギグワークの例として、「Uber Eats」が挙げられます。

ギグワークが普及した背景や仕事の特徴をご紹介します。

ギグワークが普及した背景

ギグワークはITが発達した近年、急速に拡大している働き方です。

  • インターネットの普及
  • リモートワークの増加
  • 副業で収入を得る人の増加

2019年から始まった「働き方改革」で、労働時間の減少が収入減につながるケースが増えたなか、2020年のコロナショック以降、副業を認める企業が増加し、リモートワークが急速に広がりました。

これらの要因により、ギグワークに興味を持つ人が増えたと考えられます。

また、求人のプラットフォームサービスが増加し、ニーズに合うギグワークを探せるようになったことも、普及した要因の1つです。

ギグワークの特徴

新しい働き方として増えてきているギグワークには、3つの特徴があります。

  • 企業や組織に属さない
  • 1回だけ(単発)の仕事である
  • 好きな時間に労働できる

ギグワークは企業との雇用契約が必要なく、常勤やシフト制の勤務ではありません。

空いた時間に仕事の予定を入れられる「単発の仕事」のため、本業やプライベートの時間を調整しながら収入を得られます。

長期で働くわけではないことから人間関係で悩む必要がない一方で、スキルや経験を積めるという魅力があり、ギグワークは副業や起業前の準備に多く活用される働き方です。

働き方による違いとは?

ギグワークと類似する働き方に、単発バイトやフリーランスが挙げられます。

しかし、それらの働き方とギグワークでは意味が異なります。

副業や起業前の準備の働き方として考えるとき、意味の違いを理解してから検討することが大切です。

単発の派遣やアルバイトとの違い

派遣やアルバイトでは企業で働くため、1日だけの仕事であっても雇用関係が生じます。

一方、ギグワークでは雇用契約書を締結せずに働けるため、マッチングする仕事が見つかれば、すぐに働くことも可能です。

仕事内容によっては、webを通じてすぐに業務を開始できる場合もあり、必ずしも就業場所に足を運ぶ必要はありません。

また、雇用契約書で拘束時間を定めることもないため、ギグワークなら気軽に仕事を探せるという特徴もあります。

フリーランスとの違い

案件やプロジェクト単位で報酬が発生するフリーランスは、成果物を納品し、クライアントに検収されることで収入が確定します。

スキル不足や不得手な分野で業務時間が長くなっても、報酬は変わらないことが一般的です。

しかし、ギグワークでは時間単位で報酬が発生するため、業務に携わった時間分は確実に報酬を得られるという特徴があります。

保有スキルや対応できる内容の案件を探す必要があるフリーランスよりも、行動によって対価を得られるギグワークの方が、報酬を想定しやすいと言えるでしょう。

40代から始めるギグワークの仕事内容とは?

代行業 運送業 単純作業 スキルが
必要な仕事
専門知識が
必要な仕事
家事代行 フードデリバリー ポスティング 記事のライティング 翻訳や通訳
運転代行 個人タクシー データ入力 イラスト作成 webサイトの作成
子守り 貨物配送 引っ越し作業 写真や動画の
作成・編集
財務会計
ペットの散歩 長距離輸送 農作業 IT機器の設定 コンサルティング
場所取り イベント
サポート
配線の作業 カウンセリング
オンライン
レッスン

40代が選ぶギグワークは、人によってさまざまです。

業務の種類は、大きく分類すると5つの仕事内容に分けられます。

ご自身に適した業務を認識しておくと、すぐにギグワークを始めやすくなるので、ぜひ確認してください。

代行業

代行業のギグワークには、経験を活かしやすい仕事が挙げられます。

代行業のギグワーク 料理や家事代行
運転代行
子守りや送迎
ペットの散歩
場所取り

代行業のギグワークでは、時給制が一般的です。

なお、時給は、ギグワークの仕事を受注するプラットフォームに登録して、働こうとする人自身が決めることも多くあります。

ギグワークの代行業は、子育てや家事の経験を持つ40代や、運転好きな40代から人気があります。

運送業

運送業のギグワークには、免許証や運転歴を活かした仕事が挙げられます。

運送業のギグワーク フードデリバリー
個人タクシー
貨物配送
長距離輸送

運送業では、大手企業がギグワークとして募集していることが多く見られ、時給制や日給制など報酬形態はさまざまです。

フードデリバリーでは「Uber Eats」や「出前館」、貨物配送では「Amazon Flex」が挙げられます。

ギグワークで運送業を選ぶ40代は、運転が得意で土地勘のある方や、体力のある方が多いようです。

単純作業

比較的、誰でも選びやすいギグワークの単純作業には、以下のような仕事があります。

単純作業のギグワーク ポスティング
データ入力
引っ越し作業
家具の組み立て
農作業
イベントサポート

単純作業にはさまざまな種類の仕事があり、報酬も時給制や日給制などに加え、対応件数による報酬制度のこともあります。

行動力やスキル、趣味などの得意分野を活かして、ギグワークの単純作業を選ぶ40代は少なくありません。

専門的なスキルは求められないものの、ポスティングやデータ入力などでは、対応すべき件数の目標が定められている場合もあり、事前確認が必要です。

スキルが必要な仕事

スキルが必要なギグワークには、次のような仕事が挙げられます。

スキルが必要なギグワーク 記事のライティング
イラスト制作
写真や動画の撮影・編集
IT機器の設定
配線作業

上記は、主にフリーランスが受注している仕事と重なります。

業務委託を締結している契約期間が長ければ、フリーランスの業務に分類されるからです。

一方、クラウドソーシングのタスク業務などは、単発の仕事としてギグワークになると考えられます。

このように、スキルが必要な仕事では、フリーランスとギグワークの違いが曖昧になってしまっているケースがあります。

多様なスキルを持っている40代の方が、ギグワークでスキルを活かす場合には、業務内容や仕事をする期間を確認してください。

専門知識が必要な仕事

ギグワークで専門知識が必要な仕事には、以下のような例が挙げられます。

専門知識が必要な
ギグワーク
翻訳や通訳
webサイトの制作
財務会計
コンサルティング
カウンセリング
オンラインレッスン

上記は、スキルシェアサービスで見かけることが多い仕事です。

40代ならではの経験や専門知識を活かし、得意な分野を商品として提供できます。

専門性が高いほど報酬がアップする傾向にあり、保有している資格やこれまでに本業で得た知識を活かす方も増えています。

40代でギグワークを選ぶメリットとは?

老後を意識し始める40代にとって、本業以外で収入を得られるギグワークを始めることには多くのメリットがあります。

収入を増やしたいなら、早く行動に移すことが大切です。

そこで、40代からギグワークを始めるメリットをご紹介するので、参考にしながら検討してみてください。

スキマ時間を活用できる

本業とは異なり、ギグワークなら好きな時間に働けるというメリットがあります。

スキマ時間を活用できるので、効率良く増収を目指せます。

本業の通勤時間や終業後、家事の合間や就寝前など、スキマ時間を無駄にすることなく、ギグワークで収入を得られることは大きな魅力です。

ギグワークなら単発かつ短時間の仕事であるため、本業に支障をきたすことなく収入の増加が見込めます。

初心者でもすぐに始められる

ギグワークには、簡単な作業から専門的な仕事までさまざまな業務内容があるため、ギグワークが初めての方もすぐに始められます。

経験や知識を必要としない仕事を選べば、早く収入を得ることもできます。

40代の女性で、家事が得意な方なら家事代行、好きな時間に働きたい方ならポスティングなど、ライフスタイルに合わせた選び方でいつでもギグワークが可能です。

一方で、記事のライティングやwebサイトの制作、オンラインレッスンなど、知識や経験を必要とするギグワークも多くあります。

本業や趣味での経験や知識をお持ちの方なら、初めてのギグワークでも、こういった専門性の高い仕事をすることで高収入につなげられる可能性があるので、ぜひ挑戦してみてください。

すぐに報酬が得られる

ギグワークなら、働いた当日や翌日など、報酬が発生してすぐに収入を得られるというメリットもあります。

アルバイトや派遣で働いても、収入を得られるのは2週間後や1ヵ月後となることが多くあります。

しかし、ギグワークでは、遅くても働いてから1週間以内に支払われることが一般的です。

とはいえ、仕事内容によって報酬が発生する期間が異なるので、支払日を確認したうえで応募するようにしてください。

職場環境のストレスがない

アルバイトや派遣、社員のように企業に属さないギグワークでは、継続性のある人間関係を築く必要がないため、職場での人間関係にストレスを感じにくい傾向があります。

また、ノルマや成果を求められる仕事を選ばなければ、仕事へのストレスを感じることもあまりなく、与えられた責任を果たすことに集中できることでしょう。

近年では、慢性的な人員不足を補うため、多くの企業がギグワークを積極的に取り入れています。

そのため、単発の仕事であるギグワークは、何度も同じ企業によって募集されていることも多くあります。

仕事に慣れたからといって同じような仕事にばかり応募すると、職場や人間関係に継続性が生まれ、ストレスを抱えてしまう可能性もあるので注意してください。

柔軟な働き方ができる

ギグワークのメリットには、興味のある仕事を選んだり、スキマ時間に働いたりできるため、柔軟性の高い働き方ができることも挙げられます。

40代で本業やプライベートを大切にしたい方にとって、そのどちらにも支障をきたさないように働けるギグワークのメリットは、大きな魅力だと言えるでしょう。

また、ギグワークを活用している40代のなかには、フリーランスへの転身や起業して間もない方も多く、閑散期の増収を目指す方が増えています。

老後に向けて収入の増加を目指したい方や、ライフイベントにおける資産形成を目標としている方にも、ギグワークの活用がおすすめです。

ギグワークのデメリットとは?

ギグワークは、インターネットで仕事を探すことが一般的なため、仕事内容や職場環境など詳細が分からないまま働きに行くことも多くあります。

そして、いざ実際に働いてみるとギグワークならではのデメリットを感じることもあるので、事前に理解しておくことが大切です。

ここでは、ギグワークで感じやすい3つのデメリットをご紹介します。

単価が低めに設定されている

初心者でも利用しやすいギグワークは、誰でもできる内容の仕事が多いため単価が低めです。

また、ギグワークをするにあたり、何度も募集情報を確認したり、受注できる仕事を探したりしていると、思っているより労力や時間がかかる場合もあります。

そのため、仕事を探して報酬を得るまでに費やした労力や時間を含めて考えると、さらに単価が低く感じられることもあるのです。

なお、スキルや専門知識を活かしたギグワークでは、経験を積みながら、単価がアップされた仕事の依頼を待つという方法もあります。

仕事に対する責任や受注のために必要な営業活動は増えますが、専門スキルや経験を活かせば、ギグワークでも高い報酬を得られる可能性があります。

収入が安定しにくい

安定した収入を求める方は、ギグワークでの収入にデメリットを感じやすくなります。

単発の仕事を継続して受注できるとは限らず、仕事がなければ収入を得られないからです。

そのため、収入の安定性を考えると、最初は本業にプラスアルファの収入程度と考えておくことが大切です。

最初からギグワークによる収入を頼りに本業を辞めてしまうと、たちまち仕事がなくなり家計に影響が出てしまう可能性があります。

生活を守るための収入を確保しつつ、ギグワークで増収を狙う考え方を意識してください。

トラブルは自己責任になる

企業に雇用されるわけではないため、ギグワークではすべての責任が自分自身に跳ね返ります。

労働者と企業の雇用には、収入だけでなく労働者を守る法律も含まれています。

しかし、ギグワークでは労働に関する取り決めがないため、すべて自己責任でトラブルに対処する必要があるのです。

たとえば、労働中に怪我をしたときに補償を受けられる「労災保険」や、適正な収入を保障するための「最低賃金」はありません。

怪我による治療費はすべて自分自身で賄う必要があり、労働時間と報酬が見合わなくても、文句を言えません。

ギグワークでは、正社員や派遣社員、アルバイトのように、労働者を守るための雇用契約がないため、ご自身で対応策を考えておくことが大切です。

40代からギグワークを始める場合の注意点

40代からギグワークを始めるときは、3つのことに注意しておいてください。

  • 副業として始める
  • 経験やスキルを活かす
  • 働き方や収入の目標を立てる

単発の仕事であるギグワークでも、経験やスキルを活かせば、高い収入を期待できる場合もあります。

しかし、ギグワークには約束された収入額がないため、まずは副業として始めることが大切です。

本業や生活に影響を及ぼさない程度から始め、慣れてきたら収入先のシフトチェンジを考えてみると良いでしょう。

40代は、まだまだ現役世代として働ける年代ですが、近年、自分らしく働きたいという方が増加傾向です。

老後が視野に入ってくる40代だからこそ、将来の目標を明確にし、無理のない範囲で働ける方法を考えてみてください。

40代から始めるギグワークで増収を目指そう

多くの経験を持つ40代にとって、ギグワークは収入を増やすだけの働き方ではありません。

人脈やスキルを形成する方法の1つでもあり、収入を得ながら効率良くスキルアップを目指せる働き方だとも言えます。

ギグワークの副業をもとに、40代から起業を目指す方も少なくありません。

スキマ時間や経験、知識を有効活用して増収を目指し、自分らしさやライフイベントをかなえてください。