こんにちは、須澤侑子です。 今回は、私が活動を始めて2年が経った頃、突然世間を騒がせた“コロナウイルス”による影響と、それによって生まれた変化についてお話します。

突然訪れたピンチ

2018年から始めた「ママと赤ちゃんの為のワークショップ教室」。
赤ちゃんの歯固め作りに加え、赤ちゃんが使える石けんを扱えるようにインストラクター養成講座を受講し、ママたち自身が石けんのワークショップもできるように、活動の幅を広げていました。
そんな中、“コロナウイルス”という言葉がニュースで流れ、急な緊急事態宣言発令。子供たちの幼稚園も休園となり、ワークショップも参加者様全員キャンセル。仕事もできず、家で子供たちと過ごす日々がはじまりました。

新たな発見

コロナ禍での生活が始まり、子供たちもストレスが溜まっていたので、感染予防の観点から遊具のない公園に遊びに行くようにしました。
帰宅後は「手洗い→うがい→消毒」が日課になりますが、当時2歳・3歳・5歳の子供たちは手洗いをするのもやっと…。
そこでおうち遊びとして、初の子供向けワークショップ開催!我が子たちと石けん作りをしてみることに。すると、子供たちは大喜び!「早く自分で作った石けんで手を洗いたい!」と、自ら進んで手を洗ったり、お風呂に入ったりしてくれるようになったのです。

ピンチをチャンスに

 

我が子たちの反応をきっかけに、「子供向けのワークショップを開催できないか」と試行錯誤の日々が始まりました。
しばらく経った2020年12月、小平市の野外博物館でのイベント出店の声がかかりました。これは練習してきたことを実践するチャンスだと、すぐに行動。
「楽しく作って楽しく使おう!」をテーマに、子供向け石けんワークショップがスタート。
手洗い習慣を楽しく身につける取り組みとして始まりました。
Tamalulu開校当時、通ってくださっていた赤ちゃんたちも成長し、歯固めの年齢を卒業。
そんなご家族が、再びワークショップに参加してくださるようになり、親子で楽しめる新たな活動として定着していきました。

子育てから得たヒント

子供たちの成長とともに、親が直面する課題は予測できないものが多くあります。
しかし、どんなピンチの瞬間にも、学びやヒントが必ずあります。
コロナ禍の影響で、ワークショップの活動が制限される中でも、家庭での小さな出来事が今後の活動を大きく変えるきっかけとなりました。
この経験から得た大切なことは、「困難の中でも、子どもと一緒に楽しめる方法を見つける」ことです。

例えば、子供たちが面倒に感じていた手洗いを、石けん作りを通して「楽しい時間」に変えたように、日々の習慣も創造力次第で大きく変わります。
手洗いだけでなく、歯磨きや片付け、食事の時間も、「やらせなきゃ」と構えるのではなく、「どうしたら楽しくできるか?」と視点を変えてみる。
そんな発想が、親子の関係もより良いものへと進化していくと私は考えています。
また、子育ての中で忘れがちなのが「親自身も楽しむこと」。
子供が夢中になれる活動を作り出す過程で、親も一緒に創造し、学び、楽しむことができます。
大切なのは「親が楽しんでいる姿」を見せること。
親がワクワクしていると、子供たちも自然とその楽しさに引き込まれます。

未来へつながる活動

 

今回の経験を通じて生まれた「楽しく作って楽しく使おう!」というワークショップのコンセプトは、今後の活動において広めていきたいという私自身の目標にもなりました。
コロナ禍をきっかけに生まれた「手洗い習慣促進運動」は、子供たちの創造力や自発的な行動を促す場にもなりました。
子育ては思い通りにいかないことも多いですが、視点を少し変えるだけで、新たな楽しさや発見が広がるものです。
ピンチの中にもチャンスがある。
子供と一緒に楽しみながら成長できる、そんな時間を大切にしていきましょう。
次回は「言葉にして思いを伝える」をテーマに自分自身の目標・夢を叶えるために取り組んできたことをお話しします。
どうぞお楽しみに♪

Tama lulu
須澤侑子さん

  • 「ママと赤ちゃんのためのワークショップ教室Tamalulu」主宰。
    ハンドメイド石けん教室や子ども向けマルシェ「たまこマルシェ」を開催。
  • 3児の母として育児に奮闘する中、ワークショップとの出会いをきっかけに起業。
    自身の経験を活かし、ママの息抜きの場を提供。
  • やらぬ後悔より、やる後悔」を信念に、子育て中のママたちの笑顔を増やす活動を展開。