
40代は子どもの自立や受験、自身や親の健康状態など、暮らしやお金の面でさまざまな変化が訪れる時期です。そのような環境の変化に応じて、長期離職からの再就業やキャリアチェンジを考える女性も多いのではないでしょうか。
このインタビューでは、年齢に関わらず自らの意思で仕事や働き方を選択している女性をロールモデルとして、40代以降の女性が新たな一歩を踏み出すためのヒントを探ります。
今回は、合同会社コミニタスを設立し、滋賀県草津市を中心に、地域の女性と企業・行政の架け橋となるための事業に取り組む齋藤恵子さんにお話を聞きました。
━━ まずは現在の仕事や働き方について教えてください。
2023年8月に合同会社コミニタスという会社を立ち上げました。
コミニタスでは、地域のママや主婦、女性達と一緒に企業や行政からご依頼いただいて年間100件以上のイベントのトータルコーディネートなどを行っています。
最初のきっかけは子育てサークルの立ち上げ
━━ 合同会社として法人化された経緯を教えてください。
「地域のコミュニティをつないでいく人たちになりたい」という想いで地域密着の任意団体を仲間とつくり、活動する中で、少しずつお仕事の依頼が増え、法人でないとできないお仕事の依頼をいただくようになり、合同会社へ進んできた感じです。
活動に共感してくれた地域のママが約30人集まって、サポートしてくれるメンバーと一緒に力を合わせて一つひとつ積み上げて作っています。
━━ 法人になったことでお仕事の幅は広がりましたか。
広がっているかはわからないですけど、任意団体とは全然違うなと思っています。
任意団体の時はどちらかというと、私たちがやりたいことを伝えて企業さんが応援してくれる感じだったんですけど、法人になると、企業さんの困りごとを聞いた上で私たちができることを提案して、そこが一致した時に任せていただけるというところがあります。

━━ もともとキャリアのスタートはどのような形でしたか。
もともとは京都で幼稚園の先生として働いていました。
結婚を機に退職して滋賀県に引っ越して、専業主婦として2人の子どもの子育てをしていました。
━━ 専業主婦からどのように複数の団体の設立に至ったのでしょうか。
ボランティアで子育てサークルを立ち上げたことがきっかけです。
私は幼稚園の先生だったんですけど、自分の子育てにはすごく困って。知識がある分考えすぎたり、赤ちゃんとの生活が大変すぎて家に引きこもってしまったりしていたんです。
そんな経験をしながら、地域の子育てサークルに参加するようになって、地域に知り合いができたことですごく助けられたことがありました。
子どもが5才と2才になってちょっとずつ落ち着いてきた頃に、幼稚園で働いていた経験が過去の自分のようなママの役に立つならと思って子育てサークルを立ち上げました。
━━ 5才と2才のお子さんがいる中で立ち上げるのは大変だったと思います。
立ち上げたのは1人ではなくて。たまたまサークルをやりたいという話をした時に共感してくれた元幼稚園の先生と元小学校の先生と一緒にやることになりました。
専業主婦が長くなっていたので、世の中に出たいという気持ちもありました。

「やりたい」に共感した人が集まってくれた
━━ もともとのお知り合いと一緒に立ち上げられたのでしょうか。
子育てサークルも、任意団体も、もともとの仲間ということではなく、「こんなことやりたい」と言い歩いていると、やりたいことに共感してくれた人が集まってくれて、有り難いご縁です。
━━ 「やりたい」は言わないといけないですね。
「やりたい」は言ったら良いと思っています。
私はけっこう苦手なことがたくさんあるんですが、もし一人でなんでもできるような人だったら、チームを作ってみんなで力を合わせて一緒にやろうとはならなかったかもしれません。
逆に言うとチームを作るのが得意なのですが、本当にいつも「みんなありがとう」と思っています。

チームで力を合わせることで働き方の幅が変わる
━━ チームで一緒にやる上で工夫されていることはありますか。
自分ができないことをオープンにして、人に頼ることが大事だなと思っています。
子育てしながら働こうと思った時にとにかく時間が限られているので、自分が何かできないことを努力するよりも得意な人と一緒に働けると、働き方の幅が変わるなと思いました。
企業さんからの仕事を上手くやっていくためにも、効率を上げるためにはチームだなっていうところもあります。
子どもの具合が悪い時には休んであげられる働き方がしたいので、お互いに誰が抜けても良い状態はすごく意識しています。
メンバーにも 「苦手なことはしなくて良いから、 得意なことで関わってほしい」 ということはずっと言い続けています。
━━ これから働く上でやりたいことはありますか。
コミニタスでは“ママと地域と企業・行政をつなぐ架け橋に”ということを言っていて、協働で働くことを大事にして地域密着でお仕事をさせてもらっているんですけど、その地域が徐々に広がっていったら良いなと思っています。


━━ もともとキャリアのスタートはどのような形でしたか。
もともとは京都で幼稚園の先生として働いていました。
結婚を機に退職して滋賀県に引っ越して、専業主婦として2人の子どもの子育てをしていました。
━━ 専業主婦からどのように複数の団体の設立に至ったのでしょうか。
ボランティアで子育てサークルを立ち上げたことがきっかけです。
私は幼稚園の先生だったんですけど、自分の子育てにはすごく困って。知識がある分考えすぎたり、赤ちゃんとの生活が大変すぎて家に引きこもってしまったりしていたんです。
そんな経験をしながら、地域の子育てサークルに参加するようになって、地域に知り合いができたことですごく助けられたことがありました。
子どもが5才と2才になってちょっとずつ落ち着いてきた頃に、幼稚園で働いていた経験が過去の自分のようなママの役に立つならと思って子育てサークルを立ち上げました。
━━ 5才と2才のお子さんがいる中で立ち上げるのは大変だったと思います。
立ち上げたのは1人ではなくて。たまたまサークルをやりたいという話をした時に共感してくれた元幼稚園の先生と元小学校の先生と一緒にやることになりました。
専業主婦が長くなっていたので、世の中に出たいという気持ちもありました。

「やりたい」に共感した人が集まってくれた
━━ もともとのお知り合いと一緒に立ち上げられたのでしょうか。
子育てサークルも、任意団体も、もともとの仲間ということではなく、「こんなことやりたい」と言い歩いていると、やりたいことに共感してくれた人が集まってくれて、有り難いご縁です。
━━ 「やりたい」は言わないといけないですね。
「やりたい」は言ったら良いと思っています。
私はけっこう苦手なことがたくさんあるんですが、もし一人でなんでもできるような人だったら、チームを作ってみんなで力を合わせて一緒にやろうとはならなかったかもしれません。
逆に言うとチームを作るのが得意なのですが、本当にいつも「みんなありがとう」と思っています。

チームで力を合わせることで働き方の幅が変わる
━━ チームで一緒にやる上で工夫されていることはありますか。
自分ができないことをオープンにして、人に頼ることが大事だなと思っています。
子育てしながら働こうと思った時にとにかく時間が限られているので、自分が何かできないことを努力するよりも得意な人と一緒に働けると、働き方の幅が変わるなと思いました。
企業さんからの仕事を上手くやっていくためにも、効率を上げるためにはチームだなっていうところもあります。
子どもの具合が悪い時には休んであげられる働き方がしたいので、お互いに誰が抜けても良い状態はすごく意識しています。
メンバーにも 「苦手なことはしなくて良いから、 得意なことで関わってほしい」 ということはずっと言い続けています。
━━ これから働く上でやりたいことはありますか。
コミニタスでは“ママと地域と企業・行政をつなぐ架け橋に”ということを言っていて、協働で働くことを大事にして地域密着でお仕事をさせてもらっているんですけど、その地域が徐々に広がっていったら良いなと思っています。
