
協働で叶う働き方|齋藤恵子さん
協働とは、同じ目的を持った人や団体が対等の立場で協力して共に働くことです。
合同会社を立ち上げ、チームの仲間と協働することで、さまざまな事業に取り組む齋藤恵子さんにお話を聞きました。
━━協働とはどのような働き方ですか?
立場や活動が異なる人と、同じ目的に向かってタッグを組むのが協働です。普段はそれぞれ別の活動をしている地域のママと、お互いの得意分野を活かして協働で仕事をしています。企業・行政と協働することもあります。
━━この働き方を選んだ理由は何ですか?
私は苦手なことがたくさんあるのですが、苦手なことを克服する努力をするよりも、私の苦手を得意とする人と一緒に働けたら、働き方の幅が広がると思いました。
もし一人でなんでも器用にこなせていたら、チームを作って一緒にやろうとはならなかったかもしれません。
また子育てしながらでも皆がそれぞれ自分のやりたいことにチャレンジできる働き方をつくりたい、という想いが強かったんだと思います。
━━協働をする上で大切なことはありますか?
コンセプトに共感してくれた人たちと一緒に活動していますが、事業を進めるうちにゴールやコンセプトがぶれてしまわないように、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切です。
━━協働に必要なスキルを教えてください。
自分ができないことをオープンにして、人に頼ることが大事だと思います。
メンバーにも得意なことをどんどん言ってもらって、 苦手なことはしなくて良いから得意なことを思いっきりして欲しい、ということを伝えることで、チャレンジしたいという方が来てくださっていると思います。
━━協働の難しさはどのようなところですか?
ちょっと語弊があるかもしれないですけど、協働でやるって、得意分野を任して協力して進めていくことはやってみると良いことがわかるんですけど、やったことがない方はすごく難しいんじゃないかと思われたりします。
関わる人が増えると難しくなってくるので、連携やコミュニケーションも必要になります。ゴールと目的とコンセプトをしっかりぶれないように持っていけるように、コミュニケーションに気をつけながら取り組むことが大事です。
━━協働の魅力を教えてください。
それぞれが得意分野を担当できるところです。 いろんな考えの人が集まるので、新しいコラボが生まれるところも協働の良いところだと思います。
企業や行政の方とも協働という形で関わる機会がありますが、お互いに意見が言える関係で、皆さん1人称で自分の意見をお話してくれることがあり、関わる人達のワクワクを増やしていくことができます。
一人ではできない、大きなことに挑戦できることも魅力だと思います。
